「お行儀が悪い」と叱る前に

こんにちは。

反射の統合ワーカー　大島明恵です。

・机に肘をつく

・椅子の上であぐらをかく・正座する

・猫背

・座ったまま姿勢を保てない

こんな、姿勢のトラブル。

お子様も、大人でも、よく見かける光景です。

特にお子様には

「お行儀が悪い！」と

叱ってしまいたくなる

シチュエーションもあるかもしれません。

正しい姿勢をとる。

姿勢を保つ。

反射持ちさんには難しいことだったりします。

意識して矯正するのも、

必要なアプローチではある。

しかし、反射を強く持っていると、

そもそも正しい姿勢ができません。

できないことを

意識だけでできるようにするのは、

とても困難です。

そして、

親御さん自身も

頑張って姿勢を保っていませんか？

固める反射は、

胎児時代の身体の反応。

キュッと身体を固めて

身を守る姿勢をとります。

意識を向けているときは

正しい姿勢ができるかもしれませんが、

固める反射は無意識の反応。

背中を丸めている方が楽ですので、

身体は合理的な姿勢を取ろうとします。

椅子の上であぐら・正座をするのは、

足の反射が影響しているかもしれません。

足の反射が残っていると、

前に進むことへの躊躇、

地に足がつかず

気持ちが不安定になりやすいなど

メンタルへ影響します。

外反母趾や偏平足などの

トラブルを引き起こす

原因になることもあります。

机に肘をつくのは、首の反射。

長時間座るのが苦痛、

背もたれのある椅子でモゾモゾするのは

脊髄ガラント反射。

じっとしていられなくて動き回りたいのは

モロー反射が影響しています。

反射が強く残っていると、

姿勢を保つことだけで

たくさんエネルギーを使います。

疲れやすいのは、反射の影響かも。

反射を統合して楽に姿勢を保てるようになると、エネルギー浪費が減ります。

他の活動や集中することに

力を使っていくことができるので、

疲れが減って充実感が増していきますよ。

特にお子様は、今したい動きをできるだけ止めないであげてほしいです。

動いて必要な刺激が入ることで身体が育っていきます。身体が育つことで、脳や心も育つ。

楽に、軽やかに。

身体を育てることは、全ての人間活動のベースになっていきます。

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