「命を大切に」が苦しい人へ
こんにちは。
反射の統合ワーカー 大島明恵です。
10月23日に太陽星座が蠍座入りしました。蠍座のテーマの一つに【生と死】があります。昨日は身内の法事に参加し、法話の中で心にひっかかるところがあったのでご紹介します。命というと重いテーマになりがちですが、なにか考えていただけるきっかけになればと思います。
命をいただくこと、命を大切にすること
なぜ、仏壇にご飯をお供えするのか。私たちは何かの命を犠牲にして生きている、というお話がありました。
いただきます、という言葉は、命をいただきますということ。私たちはみな、何かの命を食べなければ生きていけない。お米であればそれを半年かけて育ててくれる人がいて、動物であればそれを育てて捌いてくれる人たちがいる。犠牲になった命と、それに携わってくれたすべての人への感謝の気持ちを忘れずに生きましょう。そしてそのことを子どもたち、次の世代へ伝えていきましょう。というお話でした。
自分を大切にできない
私は長年、自分の命をちっとも大切に思えないまま生きてきました。命が大切なことは、頭ではわかっている。人を大切にしないといけないのも、感謝することが大切なのも、わかる。しかし自分のことをどうしても大切に扱うことができない。自分の命を大切だと思えない。生きているのが楽しくない。しんどくて辛くて早く終わればいいと思っている、そんな風に生きてきました。
命を大切に。それは自分以外の誰かの命であって、自分の命ではない。そんな風に思いながら生きてきた。自分を大切にしながら生きるってどういうことなのかわからなかった。 私たちの命はもちろん、自分ひとりの力でここまでくることはできませんでした。けれど、今苦しい、感謝の気持ちが湧かない、生きていくのが大変。そう感じてしまう人はまず自分自身に目を向けてあげてみてください。人の命を大切にするのと同じように自分にも「生きていてくれてありがとう」と労ってほしいと思います。
自分を幸せにする方へ舵を切る
「感謝が大切」「命を大切に」
自分のことを粗末に扱った経験がある私にとって、この言葉ほど苦しいものはありませんでした。頭でわかっているのに心がついていかない。だからそんな自分にさらにバツをつけてしまう。もうこれ以上がんばれないときに、自分を責めたらどうなるか・・・。
そんな風に私は罪悪感たっぷりで生きてきたけれど、すこしずつ身体と心を育てて【自分を大切にする】ということを味わっています。自分を大切にするというのは、いつも自分を優先したり人を傷つけたりすることではありません。自分の気持ちに寄り添い、自分を幸せにしていく方向へ舵ととっていく。自分を傷つける、不幸にする思考を減らしていくこと。
感謝できない・命を大切にできない人へ。どうか、どうか。まずは自分の命を大切にしていってほしい。【自分を大切にする】がわからない人は、感情・感覚を育てる反射の統合に取り組んでみてほしい。そんなことを願わずにいられない昨日の出来事でした。
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