繊細さんに伝えたい③【HSPと原始反射のこと】
こんにちは。
反射の統合ワーカー 大島明恵です。
前回は、HSPに多く見られる困りごとをご紹介しました。こんなに困りごとがあるなら、HSPは病気?発達障害?と思われる方も多いと思います。
HSPは病気ではない
HSPは生まれつきの神経系の特徴です。病気ではないので、治すものではありません。全人類の20%はこの特徴を持って生まれます。発達障害と混同されやすいですが、HSPの困りごとは【刺激を受けたとき】に発生します。刺激に反応しやすく、脳が情報を深く処理する。そのため、HSPでない人に比べて刺激に対する許容限度を超えやすくなります。
刺激には、
- 音や光など外から受けるもの
- 薬やカフェインなど体の内部へ受けるもの
の2種類があります。
刺激が少ない環境下であれば困りごとは起こりにくく、”発達障害グレー”(=症状はみられるが発達障害の診断基準を満たさない状態)と言われることが多いようです。
HSPは病気ではないため、病名として診断されるものではありません。
犬、猫など100種類以上の動物にも、HSP気質をもった個体が20%いるそうです。慎重派でなかなか行動できないHSP気質の個体がいるのは、種が生き残っていくため。例えば狩りのとき、全員が同じように行動して敵に襲われたら全滅してしまいます。種が生き残っていくために、慎重派の存在が不可欠なのです。
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