目標を立てるのが苦手
反射の統合ワークは、はじめる前に目標設定をすると統合の効果があがります。先日参加した勉強会で「目標を立てるのが苦手」という声がいくつかありました。目標を立てることに苦手意識を持つのはいろいろとパターンがあるようです。
そもそもやりたいことじゃない
親や世間など周りの評価を基準に目標を立ててしまっている。「こうしたい」ではなく、「こうした方がよさそう」という他人の基準で物事を選んでいる。結果的に、立てた目標は進みたい方向とはズレてしまう。自分の本心は別のところにあるので、動けない・進まないといったことが起こります。漠然と「役に立ちそうだから資格を取る」などがこれにあたります。
大きすぎる目標
いきなり、達成できそうにない大きな目標を立ててしまう。どこから手を付けたらいいのかがわからずに途方に暮れる。(細かい目標もセットで決めている場合はOK)目標を立てたものの動けなくなりがち。
必要ない目標
新しいことにチャレンジしたり物事を進めていく中で、心理ブロックや罪悪感は必ずといっていいほど湧いてくるもの。それをなくそうとすることを目標にしてしまうと、スタートラインで足踏み状態になります。ブロックや罪悪感は、あるんだなと認識しながら淡々と進むのがよさそうです。
「やらなきゃ」「すべき」という思いは不要な思い込みであることが多いですが、その中に「やりたい」という気持ちが隠れていることもあります。
私のことで言えば、料理。最初はやりたくない気持ちが強くて、絶対にやらない!と決めていた時期もあります。でもそれは「母のようにできないから」というのが理由でした。たくさんの品数が作れない、調味料の目分量がわからない、冷蔵庫の中にあるものでレシピを考えることが苦手、など。少ない品数で、調味料はちゃんと量って、作るものに合わせて買い物に行けばクリアできた。「料理をやりたくない」というのは勘違いからのざっくりした思考だったことがわかります。
目標、と聞くとなにか役に立ちそうなことを考えてしまいがちですが、「こんな風になりたい」「うらやましい」というような「なんか、いいなぁ~」という気持ちがあればいい。そこになりたい自分のエッセンスが隠されているはずで、それも立派な目標なのです。
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