イヤなことをされたのに笑ってしまうのはなぜ?
こんにちは。
反射の統合ワーカー 大島明恵です。
人はストレスを受けたとき、
それをリリースしようと
身体が無意識に反応します。
不安や恐怖を感じて息が止まる。
まばたきが増えたり、
手をぎゅっと握りしめる。
喋る、笑う。
反応は様々ですが、
どれもストレスから自分の身を
守っているものです。
いじめや、からかいの現場で
よく起きること。
それは、からかっている側が
「相手も楽しんでいる」と
思ってしまうこと。
一緒になって笑っていたから、
嫌な思いをしていると気づかなかった。
遊んでいるつもりだった。
というものです。
嫌なことをされたのに、
ヘラヘラと笑ってしまう。
これも先に挙げた
ストレス反応の一つです。
本当は、嫌な気持ち。
本当は、辛い。
そのストレスを身体から逃がすために
”笑い”となって出ているのです。
それが、相手にとっては
”楽しんでいる”ように見えてしまう。
辛い、イヤだと言えないと
からかいがますますエスカレートします。
子ども同士のコミュニケーションに限らず、
職場やパートナーシップでも
気を付けていきたいことでもあります。
自分の気持ちを伝えるためには
【手の反射・口の反射】の統合が効果的ですが、
ここで取り組んでほしいのは
【固める反射】の統合。
▼固める反射チェックリスト
固める反射を統合すると
【感情・感覚】が育ちます。
「なんかイヤかも…」と
ぼんやり思っていたことも
はっきりと「イヤだ!」と
認識できるようになります。
そしてそれは
「イヤだからやめてほしい」と
伝える行動へとつながります。
さらに、
固める反射を統合すると
【安心・安全感覚】も育つので、
例えば人と違う意見を言うことや
新しいことをやってみようとするときに
【大丈夫】と感じながら動くことができます。
反射の統合はこのように、
目に見えない部分の変化も
とても大きいです。
イヤなことを認識することは
良くない感じがするかもしれませんが、
必要な発達段階です。
統合ワークに取り組んでいる方は
心の変化も感じながら
進めていってみてくださいね。
🕊大阪・京都・山陰🕊
脳と身体を育てる
反射の統合ワーカー
大島 明恵
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