発達するってどういうこと?

こんにちは。
反射の統合ワーカー 大島明恵です。

なぜ今「身体を育てよう」なのか。身体が育つ・発達ってどういうこと?について書いてみました。


成長と発達

成長とは、身体が大きくなることです。身長が伸びたり、体重が増える。筋肉や骨が大きくなっていくこと。 発達とは、身体の機能が成熟していくこと。ハイハイしかできなかった赤ちゃんが立って歩けるようになること。手づかみ食べからスプーン、箸など道具が使えるようになること。家以外の場所に出ていくこと。人とコミュニケーションをとれるようになること。感情が細かく表現できるようになること。知る、考える、選ぶ、決める。感情や衝動だけでなく頭を使って生きていけるようになること。発達にはそのすべてが含まれます。


未発達だとどうなる?

身体の未発達とは、身体のサイズの大小のことではありません。先に書いた身体の機能が、大人になりきれていない状態。身体は大人になっていても赤ちゃん時代に必要なスキンシップや動きが足りていなければ、機能的には赤ちゃんのまま。 身体面では、疲れやすい、姿勢が悪い、運動が苦手、不器用。メンタル面では自分の気持ちが表現できない、衝動が抑えられない、人とコミュニケーションをとるのが苦手など、困りごとを抱えやすくなります。アレルギーや乗り物酔いなど体質かな?と思うようなことにも身体の未発達が影響している可能性があります。(すべてではありません)

反射持ちさん=未発達

固める反射・原始反射は本来赤ちゃん時代に卒業(統合)するのが望ましいですが、様々な理由で反射を持ったまま大人になっている人がいます。私もその一人。本来卒業しているはずのものなので、反射が残っている=未発達ということ。まだこれから大人になっていける身体です。

困りごとは努力や練習で解消していくこともあるし「困っている・生きづらい」と認識していない人もたくさんいると思います。反射を残したまま器用に生きていける人もいるでしょう。しかしそれにはたくさんのエネルギーが必要になります。なぜなら反射が残っている身体は赤ちゃんの身体だから。身体の機能が未発達なまま大人と同じ動きや思考をするのはとても困難です。発達すると格段に楽になります。

身体を育てるとは、発達していない部分を発達させていくこと。発達とは、身体の機能が大人になることです。統合ワークは効果的に身体を発達させるための一つの手法です。

反射が残っていることは怖いことではありません。人より劣っているわけでもない。伸びしろたっぷりの身体を、これから育ててあげてくださいね。


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