言えない・話せない【場面かんもく】
こんにちは。
反射の統合ワーカー 大島明恵です。
場面緘黙(ばめんかんもく)をご存知でしょうか?
場面緘黙症とは、ある特定の場面・状況でだけ話せなくなってしまう症状のことである。
ー(中略)ー
脳機能そのものに問題があるわけではなく、行動面や学習面などでも問題を持たない。また、強い不安により体が思うように動かせなくなる緘動(かんどう)という症状が出る場合もある。単なる人見知りや恥ずかしがり屋との大きな違いは、症状が大変強く、何年たっても自然には症状が改善せずに長く続く場合があるという点である。(Wikipediaより)
慣れた場所、安心を感じられる場では普通に話せても、緊張・不安・ストレスによって話せなくなってしまうというものです。私自身、幼少期~大人になってもこの症状がかなり強かったです。どこでも起こるわけではなく、特定の場面・相手・話す内容によって起きていました。
鬱のときに受けていたカウンセリング治療。60分の中で一言も話せず終わってしまうことが一度や二度ではありませんでした。
幼少期、親に対して思っていることを話せなかったとき。頭では言いたいことがグルグルまわっているのに、口から出すことができない。そして、泣いてばかり。泣くことで、口から出せなかったものを”出す”というバランスを取っていました。「言わないとわからないよ」と言われるのがとっても辛かったことを覚えています。
私は、大事な話をするとき・自分の気持ちを話すときに起こりやすかったです。1時間以上経って、やっと一言出る。仕事の上司に話しかけるときにも、頭の中でセリフを考えてからでないと言えなくて、今考えればそれだけでかなり消耗していました。
そんな私ですが、反射の統合ワークを続けてきてここ数年はほとんど気にならなくなりました。たまに緊張する場面でおきることもありますが、その程度。統合ワークで安心安全を感覚育ててきたこと、心・頭・口の連動、今日話せなくてもいい、できなくても大丈夫と自分を許せたことが大きいと感じています。
場面緘黙症の子供の多くは、先天的に不安になりがちな傾向がある。また、内向的な性格であることが多く、これは脳の扁桃体と呼ばれる領域が過剰に刺激されることによると考えられている。(Wikipediaより)
偏桃体の働きが生まれつき強いのはHSPの特徴ですが、反射を統合することによって刺激を受けにくくしたり、受けても流せるといったパターンを使えるようになってきます。
しんどさ・つらさからHSPの情報にたどり着いた方たちが、その繊細で豊かな特性を活かして生きていけますように◎
0コメント