学習時のお困りごと
こんにちは。
反射の統合ワーカー 大島明恵です。
子ども時代、学ぶことは好きでしたか?
子ども時代の学習の好き嫌いは、学習そのものではなくその環境や教える人といった要因も大きいですよね。先生のことが苦手でその教科がまるごと嫌になってしまったり。そもそも、授業中に椅子でじっとしているのが苦手なお子さんもおられるでしょう。大人数の中にいることそのものがしんどくて、それだけで疲弊してしまって勉強どころではない、というパターンもあると思います。
授業中に当てられるのが怖い
人前で話すのが苦手な子や、場面緘黙(特定の場面で話すことができなくなってしまう)があると、ランダムに当てられて答えていくスタイルの授業に苦手感を感じやすくなります。人前で話すのが苦手、場面緘黙は固める反射が影響しています。固める反射は不安や恐怖を感じやすい反応なので、必要以上に怖がってしまうこともあるでしょう。
先生が威圧的に見える
子どもから見て大人は、体も大きいし立場も違います。そういう態度を取っているつもりがなくても怖さや威圧感を感じてしまうことがあります。先ほど書いたとおり、不安や恐怖を感じやすいのは固める反射の影響です。
一度イヤと思ったらずっとイヤ
最初に受けた印象や認識を持ち続けてしまうのは、固める反射の影響です。思い込みを思い込みのまま抱えてしまいやすい傾向があります。
大きな声に敏感
音の刺激に敏感なのはモロー反射の影響です。音の刺激でモロー反射を活性しやすい人もいます。うっかりミスや多動、注意力散漫もモロー反射の影響で起きている場合があります。
少し挙げただけでも、反射が学習に大きな影響を与えていることがわかっていただけるのではないでしょうか。
反射は自動的に起きる身体の反応です。「こうしなさい」「なんでできないの」と言われても、身体が勝手にそう反応してしまっているので子どもは困ってしまいます。器用な子、頭のいい子はがんばることでカバーできていることもあるでしょう。しかし疲れやつらさ、「わかってもらえない」という感覚を感じている子もいるかもしれません。言葉にはできない・説明できないつらさが、不登校や行きしぶりの原因になっていることも。そしてそれは、身体を育てることで自然と解消していける可能性があるのです。
反射というものがある。本人の努力や気を付けるだけではどうにもならないことがあり、そしてそれは育てることで解消していく。そのことを知っていただけたら嬉しいです。
0コメント